安全・衛生・危険・消防分野

労働衛生コンサルタント

投稿日:2017年1月18日 更新日:

労働安全衛生法に基づく資格である。労働衛生コンサルタントは、企業等の求めに応じて、労働者の衛生水準の向上を図るために、仕事場の衛生についての診断及びこれに基づく指導をなすものとされる。

労働衛生に関する経験を積み、その技術及び知識の充実を努めて、働く人が衛生的で健康に働くことができる環境を確保することが使命とされている。試験の区分は、保健衛生と労働衛生工学の2区分となっているが、労働安衛生コンサルタンとして業務を行う場合には、試験区分の業種に限定されないとされている。

所管府省庁・根拠法令

厚生労働省・労働安全衛生法

資格の機能

名称独占資格

労働衛生コンサルタントへの道

厚生労働大臣が行う労働衛生コンサルタント国家試験に合格し、厚生労働省に備える労働衛生コンサルタント名簿に登録する。

日程(申込期間)

7月初旬から1か月

日程(試験日・合格発表)

筆記試験日・10月中旬・口述試験・1月中旬・最終合格発表・3月下旬

受験資格

次のような受験資格がある。

  1. 大学(短大を除く)・旧制大学旧制専門学校で、理科系統の正規の課程を修めて卒業し、5年以上衛生の実務に従事した者
  2. 短大。高等専門学校で理科系統の正規の課程を修めて卒業し、7年以上衛生の実務に従事した者
  3. 高等学校又は中等学校で理科系統の正規の課程を修めて卒業し、10年以上の衛生の実務に従事した者
  4. 医師国家試験に合格した者
  5. 歯科医師国家試験に合格した者
  6. 薬剤師
  7. 保健師として10年以上業務に従事した者
  8. 技術士試験合格者
  9. 1級建築士試験合格者
  10. 労働安全衛生法による衛生工学衛生管理者で、3年以上衛生に係る技術的事項で衛生工学に関するもの管理に従事した者
  11. 労働安全衛生法による衛生管理者として10年以上業務に従事した者
  12. 厚生労働大臣の登録を受けた者が行う衛生に関する講習を修了し、且つ15年以上衛生の実務に従事した者
  13. 旧制高校。旧制大学予科・旧制高等師範において理科系等の正規の課程を修めて卒業し、5年以上衛生の実務に従事した者
  14. 理科系等の正規の課程を修めた者で、学位を授与され又はこれと同等以上の学力があると認められる者で、5年以上衛生の実務に従事した者
  15. 労働災害防止団体法による衛生管理士又は衛生管理士であった者
  16. 労働安全衛生法による労働衛生専門官又は労働衛生専門官であった者で8年以上衛生の実務に従事
  17. 職業能力開発促進法による普通課程の普通職業訓練のうち一定のものを修了した者で、10年以上衛生の実務に従事した者
  18. 職業能力開発促進法による専門課程又は特定専門課程の高度職業訓練のうち一定のものを修了した者で、7年以上衛生の実務に従事した者
  19. 職業能力開発促進法による応用課程の高度職業訓練のうち一定のものを修了した者で。5年以上衛生の実務に従事した者
  20. 労働基準監督官として8年以上従事した者
  21. 外国の学校(16年課程)を理科系統の正規の課程を修めて卒業しした者で、5年以上衛生の実務に従事した者
  22. 外国の学校(14年課程)を理科系統の正規の課程を修めて卒業しした者で、7年以上衛生の実務に従事した者
  23. 水産大学・防衛大学・気象大学・海上保安大学を卒業した者で、5年以上衛生の実務に従事した者
  24. 都道府県農業講習所・航空大学・海技大学その他を卒業した者で、7年以上衛生の実務に従事した者
  25. 大学(短大を除く)を卒業して、大学又は公共的な研究機関で7年以上専ら労働衛生に関する研究に従事した者
  26. 臨床検査技師又は衛生検査技師として10年以上業務に従事した者
  27. 日本国有鉄道が設置する教習機関(大学相当)で、工学に関する課程を修めて卒業した者で、7年以上衛生の実務に従事した者
  28. 日本国有鉄道が設置する教習機関(高等学校相当)で、工学に関する課程を修めて卒業した者で、10年以上衛生の実務に従事した者
  29. 作業環境測定法による登録を受けた者で、作業環境測定士として3年以上従事した者

試験の内容

筆記試験及び口述試験がある。
  • 労働衛生一般
  • 労働衛生関係法令
  • 健康管理・労働衛生工学から試験区分により1科目選択
筆記試験・労働衛生一般・試験時間2時間及び労働衛生関係法令・試験時間1時間(択一式試験)
健康管理又は労働衛生工学・試験時間2時間(記述式試験)

試験科目の免除

次のような試験科目の免除規定がある。

科目の免除を受けることができる者 試験区分 免除可能科目
医師国家試験合格者(厚生労働大臣が指定する講習の修了者) 保健衛生 全科目
医師(上記以外) 保健衛生 労働衛生一般・健康管理
薬剤師 保健衛生 労働衛生一般
保健師として10年以上業務に従事 保健衛生 労働衛生一般
技術士試験の衛生工学部門の2次試験合格者 労働衛生工学 労働衛生工学
衛生管理士・労働衛生専門官として7年以上従事した者 全区分 労働衛生一般
労働衛生専門官として7年以上従事した者 全区分 労働衛生関係法令
中央労働衛生専門官、又は労働者健康安全機構等で、健康管理に関する研究に関する企画・指導等を5年以上従事した者 保健衛生 健康管理
中央労働衛生専門官、又は労働者健康安全機構等で、労働衛生工学に関する研究に関する企画・指導等を5年以上従事した者 労働衛生工学 労働衛生工学
10 労働基準監督官として10年以上従事した者 全区分 労働衛生一般
11 労働基準監督官として10年以上従事した者 全区分 労働衛生関係法令
12 作業環境測定士 労働衛生工学 労働衛生一般・労働衛生関係法令
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試験結果

直近の試験結果はつぎのとおり。平成27年度

試験区分 受験者数(人) 合格者数(人) 合格率(%)
労働安全コンサルタント 筆記試験 888 385 30.6
口述試験 384 272
労働衛生コンサルタント 筆記試験 309 84 25.7
口述試験 292 133

資格者になるまでの必要エネルギー

 ♠ ♠   ♠レベル4

試験実施機関・資格者団体

厚生労働省・公益社団法人安全衛生技術試験協会・一般社団法人労働安全衛生コンサルタント会

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